催眠術は半分嘘です

「催眠」というとどんなことをイメージしますか?

「あなたはだんだん眠くなる―」とか言われて目の前にはひもでぶら下がった5円玉が横に揺れていて、それを見ているとだんだん眠くなり、気付くと目の前の人の言いなりになっちゃって、猿になっちゃったり、身体が棒のようになったり、熱くなったり寒くなったり、もう自分ではコントロールが効かなくなる。で、指パチンで目が覚める。みたいな。

そんな感じじゃありませんか。

これっていわゆる「催眠術」というテレビとかでやってるショーですね。

これは半分本当で半分嘘です。

「催眠」がこうしたものだと勘違いしたまま催眠療法を受けると、催眠にかからなかったと落胆してしまうかもしれません。しかしそうではないのです。

まず自分でコントロールが効かなくなることはありません。催眠に入っているときも意識はあり、行動は自分で完全にコントロールすることができるので、自分が嫌だと思うことはしません。内心に願望があることか、まぁやってもいいことを行います。

眠ったような状態ではありませんので、意識はあり、大抵の場合、自分が行っていたことを覚えています。

また目がぐるぐるー、とはなりません。催眠に入っているときは非常にリラックスしたような、もしくはすごく集中して周りが見えないような状態ですので、催眠にかかっているという感覚はありません。

「え、普通じゃん。。。」

そう思ったあなたは勘が鋭いです。そうなんです。普通なんです。だって私たちは毎日催眠状態に入っているんです。それについてはまた次の記事で書きますが、催眠というのは本当に身近なのです。

「え、じゃぁ普段の催眠のときに催眠療法をしたら良いのでは。」

それは無理です。普段の生活での催眠時に誰かに急に暗示を言われたら目が覚めてしまいます。

催眠はあくまで手段。潜在意識にアクセスしやすい状態にして、そこから治療なり潜在意識の変革を行います。外科手術と同じです。メスでお腹を開いてそこからお医者さんが手を施しますよね。催眠療法も催眠療法士(ヒプノセラビスト)とこれから催眠療法を行うという認識を共有したうえで始める必要があるのです。催眠はその中の過程でしかないのです。

また、催眠にかかる人は騙されやすい人だという認識も間違いです。催眠に入るには集中力が必要ですので知的レベルも要求されます。

視聴者を喜ばすためにエンターテイメント化された催眠には大きな誤解があるようです。



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